交通事故に遭って初めて知る複雑な示談金の計算方法

事故の概要

散歩をしているとき、信号のないまっすぐの道の横断歩道に差し掛かり、片側の車が止まってくれ、もう反対車線の車も十分な距離があったので渡ったが、その車が止まらずに徒歩で横断中の私をはねて、そのまま十数メートル先の道路にまで飛ばされました。時間は平日の午前10時半くらいでした。幸いにも止まってくれていた車など多数の目撃者がいたため、私が横断歩道を渡っていたこと、飛び出しではないことなどはっきりとしていたため、過失は一切なく、相手方の全責任となりました。相手はわき見やスピード違反ではありませんでしたが、高齢者ドライバーのため、見落としや判断力が遅かったようです。

意識不明の重体

事故に遭ったその時点で私は意識不明になっていますので記憶はありませんが、救急搬送され緊急オペしたそうです。結果、外傷性のくも膜下出血と脳挫傷、右太ももの滑液包炎と皮下脂肪壊死となり、脳のダメージのために10日分くらいの記憶が喪失してしまいました。頭は髪の毛が車に挟まって引っこ抜かれてしまったので頭皮は裂けて縫いましたし、髪の毛は一部分ごっそりと抜けてしまいました。合計約1か月の入院と足の整形外科治療は5か月くらい通いました。脳は下手にいじることは良くないとのことで温存治療のような感じでした。同時にリハビリで脳を使う、体のトレーニングなどしました。足の滑液包炎はあまり動かなくても水が溜まってくるので、ある程度溜まったら水を抜き消炎剤を注射するの繰り返しでした。最終的には皮下脂肪が壊死して太ももの一部がへこんでしまい、変色してしまいました、この状態で後遺障害14球も認められました。脳も事故後4か月くらいは頭を後ろに動かすだけで気が遠のくようなくらっとする感じがして、寝たり起きたりするのがつらかったです。失った記憶はずっと戻っていませんし、ところどころ昔のことを全く記憶していないこともあります。

示談の時間と手間は大きな負担

相手方の任意保険会社はJAでしたので、まだ緩かったのかもしれません。事故の2日後には家族のもとに連絡がいったようですので早い対応だと思います。治療費の支払には渋ることがなかったので比較的、治療段階では良好な関係だったと思います。中には通院を途中で打ち切ったりする保険会社もあるようなので、そのような話は一切なく、後遺障害に関しても保険会社の方から受けてみてはどうかと提案してくれたことは親身だったと思います。ですが、治療を終え示談となったときには丁寧な対応ながら、金額を低いまま動かない姿勢は一貫していて話し合いの余地もない感じでした。最初は我が家にやってきて直接の話し合いでした。私も自分でいろいろ調べ、妥当な金額を計算していたのですが、その金額より100万円近く低かったです。負傷したのが脳だと通常は高い補償金となるはず、後遺障害の認定が1年だけなど納得のいかない金額で、その後は電話でのやり取りになりました。しかし、これ以上はできないの一点張りで(できないという決まりはないはずですが)前に進まないのに時間だけがとられてしまいました。妥当ではない根拠として自分でいろいろなデータを集めたり、弁護士会の無料相談などにも行きました。多くの時間を割かなくてはならず、体調も本調子ではないのでつらかったです。それでも、私の問いかけに法に沿った回答ではなく、これ以上は妥当な金額ではない、できないだけしか返ってこないので甘く見られていると感じて弁護士に交渉の依頼をしました。あれだけ渋っていて話し合いをまともにしなかった保険会社ですが、弁護士が入ることでなんと1か月半程度で120万もアップしました。あれだけこれ以上はできないと言っていたのが何だったのかと思ってしまいました。また、交渉も弁護士が代行してくれたので、自分は時間も有効に使えて気持ち的も楽になれて負担が減りました。もっと早くに依頼していればと思いました。

弁護士に相談したいこと

弁護士というと敷居が高いと思ってしまい、交通事故のような個人の案件でもお願いできるとは知りませんでした。まず、示談金が提示された段階でこれが妥当な金額なのか、漏れている請求できる項目はないのかなど相談出来たらいいなと思います。事故は1件1件異なるので、計算方法などの基本的なルールがわかっても、自分の場合はどれに当てはまるのかが判断付かないケースが多いです。どのくらいが妥当なのか質問できる機会があれば目安にできて、うっかり低い示談金でサインしてしまうことが防げると思います。
また、弁護に依頼したときにちらっと弁護士特約がありませんかと聞かれたのですが、自動車保険以外の保険でもつけていませんかと言っていたのですが、どのようなことなのかわかりませんでした。費用の面で負担を減らすシステムがどんなものがあるのかも質問したいです。